イギリスではキャンドルが生活の一部となっています。その様子をお知らせしつつ、おすすめのキャンドルの使用の仕方、効果をご紹介します。キャンドルは、ただの照明ではなく、心地よい空間を作り出す魔法のアイテムです。
イギリスでのアロマキャンドルの使い方
写真で見るイギリスのキャンドル売り場
イギリスの大手庶民派スーパーマーケットTescoのキャンドル売り場コーナーです。この棚の端から端まですべてキャンドルです。このようにキャンドルは生活の一部になっています。
スーパーマーケットなので、とてもお手軽なお値段で販売しています。
香りがあるものもあれば、無臭のものも。
色、香り、模様、いろいろな選択肢があるのがわかりますね。
イギリスの人々にとってとても大切なガーデンセンターのキャンドルコーナー。ガーデンセンターはお洒落な小物が売っています。イギリスで人気のブランドやハンドメイドやオーガニックのものなど、こだわりの商品が手に入ります。
こちらも色や形も様々。お洒落なキャンドルホルダーも売っています。見ているだけで癒されるそんな場所です。
イギリスでのキャンドルの使い方
では、早速どのように使われているのでしょうか?
リラックスとメディテーション
バスルームでの使用:
多くのイギリス人は、リラックスタイムとしてバスタイムを楽しんでいます。キャンドルをバスルームに置き、柔らかな灯りと心地よい香りで、くつろぎのひとときを演出します。ラベンダーやカモミールなどのリラックス効果のある香りが好まれます。
メディテーションやヨガ中:
メディテーションやヨガの時間に、キャンドルを使って集中力を高めたり、リラックスした状態を促進します。瞑想空間を作るために、無香料のキャンドルや、アロマセラピー効果のあるエッセンシャルオイルを使用したキャンドルが使われます。
インテリアデザインと季節のデコレーション
季節の変わり目に合わせたデコレーション:
春にはフローラル系の香りのキャンドル、秋や冬にはシナモンやバニラなど温かみのある香りのキャンドルが使われます。特にクリスマスの時期には、シナモンやオレンジの香りのキャンドルを使い、家の中にホリデースピリットを取り入れます。
インテリアのアクセント:
キャンドルはインテリアの一部として、リビングルームやベッドルームに置かれることが多いです。キャンドルホルダーやランタンと組み合わせて、暖かくて心地よい雰囲気を作り出します。また、テーブルセッティングの一環として、ディナー時にキャンドルを使うこともあります。
特別なイベントやお祝い
ディナーパーティー:
友人や家族を招いてのディナーパーティーで、テーブルにキャンドルを置いて、食事の雰囲気を盛り上げます。特にキャンドルライトディナーは、ロマンチックな場面でも定番です。灯りを落とし、キャンドルの光でテーブルを照らすことで、特別感を演出します。
クリスマスや記念日:
クリスマスや記念日などの特別な日には、キャンドルが必須アイテムです。アドベントキャンドルやクリスマスディナーの際にキャンドルを灯し、祝祭ムードを高めます。また、記念日には「ロマンティックディナー」としてキャンドルを使うことが多いです。
香りによる空間作り
ルームフレグランスとしての使用:
イギリスでは、香り付きキャンドルが非常に人気です。お部屋ごとに異なる香りを使い分けることも一般的で、リビングにはウッディな香り、寝室にはリラックス効果のある香りを置くなど、香りで部屋の雰囲気をコントロールします。
来客時のおもてなし:
ゲストが訪れる際に、心地よい香りのキャンドルを灯してお迎えすることもよくあります。玄関やリビングに香りの良いキャンドルを置くことで、訪れた人に温かくリラックスできる印象を与えます。
パワーアウト(停電)の際の実用的使用
非常時の明かりとして:
停電時には、キャンドルが実用的な照明として使われます。これは日本と同様ですが、イギリスでは家に複数のキャンドルを常備しておく家庭が多いです。キャンドルは懐中電灯とは異なり、部屋全体を柔らかく照らすため、暖かみを感じることができます。
アウトドアやガーデンパーティー
ガーデンパーティーやバーベキューでの使用:
夏の間、イギリス人はガーデンパーティーやバーベキューを楽しむことが多いです。夕方になると、ガーデンテーブルにキャンドルを置いて、暗くなってもパーティーを続けます。また、虫除け効果のあるシトロネラキャンドルも使われます。
アロマキャンドル使用のススメ
アロマセラピストNoraとして、アロマキャンドルの魅力をお伝えしたいと思います。アロマキャンドルには以下のような効果があります。
リラックス効果
- 香りの力: アロマキャンドルの香りは、ストレスを和らげ、心身をリラックスさせます。特にラベンダーやカモミールは、リラックス効果が高く、安眠をサポートします。
- 炎の揺らめき: キャンドルの柔らかな光と揺らめく炎が、心を落ち着かせ、リラックスした空間を作ります。
ムードの演出
- ロマンティックな雰囲気: アロマキャンドルの灯りと香りが、特別な夜やディナーにロマンティックな雰囲気を演出します。
- 空間のアクセント: キャンドルをインテリアとして使うことで、部屋に温かみとスタイルを加えられます。
集中力と癒しの促進
- メディテーションやヨガ: アロマキャンドルを使って瞑想やヨガを行うと、集中力が高まり、心身のバランスが整います。
- 香りの癒し効果: ユーカリやペパーミントのアロマキャンドルは、風邪や鼻づまりを和らげ、癒しを促進します。
睡眠の質向上
ナイトタイムリチュアル: 寝る前にアロマキャンドルを灯すことで、体をリラックスさせ、自然な眠りを促します。
環境への優しさ
エコフレンドリー: 特にソイキャンドルや蜜ろうキャンドルは、天然素材で作られており、環境に優しい選択です。
アロマキャンドル使用上の注意点
火の取り扱いに注意
キャンドルは火を使うので危険もいっぱいです。
- 常に目を離さない: アロマキャンドルに火をつけたら、必ずその場を離れず、火を灯したまま寝たり、外出したりしないようにしましょう。
- 燃えやすいものを遠ざける: キャンドルの近くには、カーテンや紙、布など燃えやすいものを置かないようにしてください。
適切な場所に設置
- 平らで安定した場所に置く: キャンドルを置く場所は、安定していることを確認し、倒れないようにしてください。
- 風通しに注意: 風が直接当たる場所や、エアコンやファンの近くには置かないようにしましょう。炎が不安定になると、すすが発生しやすくなります。
- 子供やペットの手の届かない場所に: 小さな子供やペットがいる場合、彼らの手や口が届かない高い場所で使用しましょう。火傷や事故を防ぐためです。
燃焼時間・環境の管理
- 1回の燃焼時間を守る: 一度に燃やす時間は2〜4時間を目安にしましょう。これ以上長く燃やすと、ガラス容器が過熱し、割れるリスクがあります。
- 部屋の換気: アロマキャンドルを使用する際は、部屋を適度に換気することを忘れないでください。長時間、狭い空間で燃やし続けると、酸素が不足する可能性があります。
- 火が完全に消えたことを確認: 消火後、芯がまだ赤く残っていないか確認し、火が完全に消えていることを確認してから離れましょう。
- 直射日光を避ける: キャンドルを保管する際は、直射日光や高温を避けて保管してください。熱で蝋が溶けたり、香りが飛んだりすることがあります。
- ホコリの付着を防ぐ: 使い終わったキャンドルは、フタを閉めて保管するか、専用の袋に入れてホコリがつかないようにしましょう。
まとめ
キャンドルは、イギリスでは単なる照明を超え、心地よい空間や特別な時間を作り出す大切なアイテムです。
ぜひキャンドルを取り入れてみませんか?お気に入りの香りやデザインを見つけ、日常のひとときに癒しと温かみを加えてみてください。
きっと、心がほっと落ち着くような特別な瞬間が訪れるはずです。キャンドルの灯りがもたらす豊かな生活を、ぜひ体験してみてください。
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