瞳を閉じてこの香りを嗅いだ印象は「さわやかな香り」の中に「苦味」を感じました。
きれいに掃除された部屋びイメージ。
このティートリーはいざという時にとても役に立つ精油です。
ではこのティートリーについて詳しく見ていきましょう。
概要
特徴・製造方法
ティートリーの木は日当たりがいい場所、しかし土壌が湿った地域で成長します。
原産地はオーストラリアで、先住民族のアボリジニの傷や病気を治すために使用されてきた植物です。
傷口に葉で作ったものを塗ったり、お茶にして飲んだりしていたようです。
18世紀、イギリスのキャプテンクックがオーストラリアに上陸した際、この地の人がナツメグのような香りがする葉でお茶を淹れているのを見て『Tea Tree』と名付けました。
木は6メートルほどの高さになり、とても生命力が強いものです。葉は細く、ふわふわした白や黄色などの小さい花を咲かせます。その葉を水蒸気蒸留法の方法でオイルを製造します。
効能(心)
- 強いや浄化作用があるため、ショック状態から立ちなおさせる
- 落ち込んだ気持ちをリフレッシュさせる
- 気力を回復
- 熱すぎた気持ちをクールダウン
- 集中力向上
- 強心作用
【こんな時に】
不安、被害者意識、緊張、興奮時、忍耐力が必要な時
効能(身体)
- 免疫力向上(白血球を活性化)
- 抗ウィルス作用
- 去痰作用
- 殺菌作用
- 消毒作用
- 発汗作用
【こんなときに】
風邪、頭痛、膀胱炎、喘息、寒気
効能(皮膚)
- 抗感染作用
- 抗炎症作用
- 消臭作用
- 殺菌作用
- 消毒作用
【こんなときに】
やけど、ただれ、いぼ、湿疹、傷、ニキビ、シラミ、水虫、カンジダ菌、ヘルペス、爪のくい込み
ストーリー
オーストラリアの東部のアボリジニの民族Bundjalung族の伝説にプリンセスEelemaniのお話があります。
彼女は離れてしまった恋人を訪ねるためにニューサウスウェールズ沿岸の森に旅に出なくてはなりませんでした。
その道は彼女にとって全く未知の旅。彼女は神様と植物に無事に帰れるようにお祈りしました。
すると、神様は彼女に「特別な種」を授けました。
その種を持ち、時に蒔きながら森を歩くと、鳥が導いてくれそして、蒔いた種はやがて成長しました。その木は日光や月明りに照らされるととても目立ち、神様が森を歩く際守ってくれると安心しました。
やがてその葉には様々な効能があるとわかりました。その木こそが「ティートリー」とのことです。
Lake Ainsworth(エインズワース湖)はアボリジニの女性の水場でした。この湖はティートリーの木々の原産地です。
抗菌作用があるティートリーのお陰で不思議な力があり、出産の場として神聖な場所でした。
また、第二次世界大戦ですべてのオーストラリアの兵士はこのティートリーの精油を持っていました。
このことにより、世界中にこのティートリーの効能が広がりました。
まとめ
自然界のお医者さんといった感じのティートリー。
この香りは独特で好き嫌いが分かれると思いますが、私は好きです。
疲れたときや寝不足で風邪をひきそうなとき、そして少し喉が痛いと感じる風邪のひきはじめに、私はこのティートリーオイルを数滴ディフューザーに落として使っています。
この香りが苦手な人は、夜はラベンダー、朝昼はレモンと相性がいいので香りを合わせて試してください。
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