精油のノート(揮発特性)についてについて/アロマテラピー

notes

エッセンシャルオイル(精油)にはノート(揮発特性)というものがあります。

このノートというのは、揮発で香りが大気中にどのくらいの時間存在するかによって決定されます。

アロマセラピーの楽しみは精油をブレンドして自分好みの香りにすることも含まれますが、このブレンドをする時にそれぞれの精油の香りの相性もありますが、このノートを知っておくと質がとても上がります。

目次

トップノート

精油を数滴、紙に垂らして、約数時間で香りが消えます。一瞬で消えるものもあります。
香りが強く、印象に残りやすいですが、持続性が短いのが欠点です。
ブレンドの第一印象となる香りです。

【代表的なトップノートの精油】
ティートリーマンダリンレモン など

ミドルノート

精油を紙に垂らした場合、2~3 日香りが残るものをいいます。
香りのバランスが良く、ブレンドの軸となる香りです。

【代表的なミドルノートの精油】
ジンジャーカモミール ローマン、ラベンダー、ゼラニウム

ベースノート

精油を紙に垂らした場合、5 日間ほど香りが持続するような精油のことを意味します。
香りの持続が長いですが、香りが弱いところが欠点です。
ブレンド全体をまとめ、安定させます。

【代表的なベースノートの精油】
フランキンセンス、ヒノキ、パチュリ、シダーウッド

ブレンドとノートの関係

エッセンシャルオイルには上記3種類のノートがあり、それぞれをブレンドすることで香りの持続性が変わってきます。

この割合には正解というものはなく、何を作るか、そしてどのような印象を持たせるか、いろいろな判断基準で決めます。

吸入などに用いる場合は、即効性を高める場合はトップノートを多めの割合で例えば4:2:1の割合にする。
一方、香水など持続するものを制作する場合はベースを増やし4:2:3という割合にするなどの方法です。

また、基本の安定した香りにしたい場合は10滴作るとして、3:5:2の割合でブレンドするとミドルノートが多めでバランスがいい香りを作ることができます。

それぞれノート3種について

香りが揮発しやすいトップノートは分子が小さく、ベースノートは分子が大きいという違いがあります。

しかし、現在エッセンシャルオイルは上記3種類に分けられますが、自然の物質の抽出物なので、きっちり3種類に分けることができるものではありません。

トップノートに分類されていても何日も香りが残ったり、ベースノートに属していても香りがそこまで残らないものもあります。

トップノート、ミドルノート、ベースノートの香りの揮発速度は、体に精油が残る時間と関係はしていません。体に精油が滞留する時間は、個人の代謝速度やその他の要因で変化が生じます。

しかし、はじめにも言ったように、香りが脳に直接働きかける要素が大きいアロマテラピーなので、このノートを意識してブレンドすると、使用する人が求めるブレンドを作ることができるし、自分がブレンドするときのいいヒントになるかもしれませんね。

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