ハーブとしても楽しめるこのレモングラス。名前のようにレモンのようなさわやかな香りがします。
では、このレモングラスについて詳しく見ていきましょう。
概要
特徴・製造方法
イネやススキに似ている姿で、強いレモンのような香りがして、ハーブとしても使用されています。
非常に生命力がつよい植物で、刈り取られた葉は精油の量を増やすため数日間放置し、乾燥させます。そのあと、水蒸気蒸留法の方法で精油を抽出します。
効能(心)
- 活力増強作用
- 鎮静作用
- 交感神経の興奮を抑える
【こんなときに】
イライラするとき、眠気をさましたいとき、集中したいとき、朝起きるのがつらいときに、イライラするとき、慢性疲労、ヒステリック
効能(身体)
- 昆虫回避作用
- 活力増強作用、
- 抗炎症作用
- 鎮痛作用
- 結石溶解作用
- 抗ウィルス作用
- 抗真菌作用
- 消化促進作用
- 抗菌作用
- 抗ヒスタミン作用
- 鎮静作用
【こんなときに】
感染症、身体を冷やしたいとき、神経痛、虫よけ、大腸炎、胃腸炎、吐き気、下痢、血糖値の調整、頭痛緩和、カンジダ、肩こり、骨粗鬆症、筋肉強化、風邪
効能(皮膚)
- 抗炎症作用
- 抗ウィルス作用
- 抗ヒスタミン作用
- 鎮静作用
- 収斂作用
【こんなときに】
ニキビ、水虫、毛穴を引き締める、肌の活性化、ヘルペス、虫刺され
※刺激がつよいため、フェイシャルに避けたほうがいいかもしれません。
ストーリー
レモングラスは「Cymbopogon(シンボポゴン)」の一種で、レモンのようなさわやかな香りを放つことから、昔から料理や薬用のハーブとして栽培されています。
とても柔らかい多年草で、アフリカ、南アメリカ、オーストラリア、オセアニア、およびアジアで栽培されています。特にインド料理、中華料理、タイ料理で使用されています。
レモングラスは古くからオイルが関節の痛み、筋肉痛、フケの抑制を和らげるとして使用され、そして虫除けとして使用されていました。インドのアーユルヴェーダの治療法でも一般的に見られ、冷却ハーブとして扱われています。現在でも虫よけのアロマキャンドルにはレモングラスの香りがするものがたくさん売られています。
そしてレモングラスは強いにおいを隠す、デオドラント効果も知られており、何世紀にもわたって、料理や体臭消臭用として使用されています。東南アジアではレモングラスをお風呂に入れたり、髪や身体のローションに加えられていました。17世紀まではアジアでしかほとんど知られておらず、17世紀になると貴族の間で上流階級の香りとして広まりました。というのも、入手にとても費用がかかったそうです。やがてステータスのシンボルとなったそうです。そして、20世紀になると、世界中で人気となり、現在に至ります。
まとめ
ハーブティーや料理の香りづけとしても使用されているので、とても身近な存在のレモングラス。
虫よけ、殺菌、抗ウィルスなどの特性からも、お守りのような存在ですね。
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