「ロードデンドロン」と難しい名前ですが、日本ではおなじみのシャクナゲのことです。
とてもさわやかな香りがします。ではこのロードデンドロンについてみていきましょう。
概要
特徴・製造方法
ロードデンドロンは通常、低木または小さな木の常緑樹で、山岳地帯や森林地帯でよく見られます。
種類の多いツツジ科ですが、精油で使われるこの種類は標高の高いところで育てられます。
こちらの葉(たまに花)を乾燥させ、水蒸気蒸留法の方法で精油を抽出します。
効能(心)
- 鎮静作用
【こんなときに】
ストレス、不安、うつ病
効能(身体)
- 鎮痛作用
- 抗炎症作用
- 抗菌作用
- 抗真菌作用
【こんなときに】
筋肉痛、関節痛、喘息、気管支炎、風邪
効能(皮膚)
- 鎮静作用
- 抗菌作用
- アンチエイジング作用
- 保湿作用
- 瘢痕形成作用
【こんなときに】
アンチエイジング、乾燥肌、湿疹、乾癬、酒さ、
ストーリー
シャクナゲは、アジア、ヨーロッパ、北アメリカを含む世界の多くの地域に自生しています。化石により、シャクナゲが少なくとも 5000 万年前から存在していたことを示唆されています。
ロードデンドロンという言葉はギリシャ語で『Rhodon(バラ)』と『dendron(木)』という言葉からできています。
インドのアーユルヴェーダや中国医学では、ロードデンドロンがさまざまな健康状態の治療に使用されてきました.。たとえば、葉と花は発熱、咳、炎症の治療に使用され、根はリウマチやその他の種類の痛みの治療に使用されてきました.。
ネパールのヒマラヤの一部では、この花が冬の寒さで垂れ下がって見えるので、「ほかの木に結婚を拒否された」とされますが、冬が明けると美しい花でおおわれ、逆に求婚を拒否するという物語から、結婚式のブーケでよく使われます。ロードデンドロンを見て、夫婦がお互いをサポートするということを思い出させてくれるそうです。その他宗教的な儀式でも使用されています。
ロードデンドロンは何世紀もその美しさと観賞用の価値で珍重されてきました。16 世紀後半にヨーロッパに初めて導入され、18 世紀と 19 世紀に園芸植物として人気を博しました。今日、シャクナゲには 1,000 種以上があり、その美しい花と葉のために世界中で栽培されています。
まとめ
心を落ち着かせてくれ、そして比較的肌にも優しいロードデンドロン。
瞑想時に香りを楽しんだり、スキンケアに使用したり使いやすい精油です。
たくさん取り入れて楽しんでいきたいと思います。
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