第一印象はさわやかな香りの中に感じる甘さがあるという不思議な香り。このヒソップについてみていきましょう。
概要
特徴・製造方法
ヨーロッパと中東の一部に自生する多年生のハーブです。
通常、高さ約 30 ~ 60 cm、幅 30 cm に成長し、ふさふさした、直立した、よく枝分かれした構造を形成します。
水はけがよく、適度に肥沃な土壌と完全な太陽を半日陰よりも好み、干ばつに強く、地中海から温暖な地域まで、さまざまな気候で生育できます。
葉に芳香成分を多く含み、葉を中心に花の先端も含めて水蒸気蒸留法の方法で精油を生成します。
効能(心)
- 鎮静作用
- 血圧上昇作用
【こんなときに】
うつ病、やる気を出したいとき、
効能(身体)
- 血圧上昇作用
- 抗微生物作用
- 抗ウイルス作用
- 粘液溶解作用
- 鎮痛作用
- 消化作用
【こんなときに】
低血圧、むくみ、気管支炎、のどの痛み、PMS、咳、ヘルペス、呼吸器系の改善、リウマチ、消化不良、腎臓結石、風邪、捻挫、筋違い、喘息、インフルエンザ、副鼻腔炎、
効能(皮膚)
- 瘢痕形成作用
- 抗炎症作用
【こんなときに】
あざ、傷の創傷、皮膚炎、乾燥肌、湿疹、ケガ
ストーリー
ヒソップは、旧約聖書と新約聖書の両方で、聖書の中で何度か言及されています。浄化の儀式の文脈で引用され、儀式中に血と水をまき散らすために使用されました。例えば、最初の過越祭の間、イスラエル人は、死の天使から身を守るために、ヒソップの枝を使って犠牲の子羊の血を玄関の柱に塗るように指示されました。
聖書の関連性に加えて、ヒソップは歴史を通じてさまざまな精神的および宗教的慣行に使用されてきました。浄化の儀式、悪霊からの保護、そして謙虚さと悔い改めの象徴として使われてきました。
古代ギリシャとローマ人は、ヒソップとその薬効成分をすでに使用していました。ギリシャの有名な医師であるヒポクラテスは、呼吸器と喉の病気にヒソップを勧めました。ローマの博物学者大プリニウスも、さまざまな健康状態の治療にヒソップを使用したことを記録しています。
ヨーロッパでは、ヒソップは中世からルネッサンス期にかけて薬草として使用されていました。呼吸器系の問題、消化器系の問題の治療薬として、また傷や感染症の治療に一般的に使用されていました。 ハーブは、僧侶や修道女が薬用植物を栽培する修道院の庭園や診療所でも使用されました。
ヒソップは、食べ物や飲み物に風味を付けるための料理用ハーブとして使用されてきました。地中海料理で特に人気があり、フランスのハーブ リキュール シャルトリューズやイタリアのリキュール ベネディクトなどのリキュールの風味付けに使用されています。
現在でもヒソップは香水や化粧品に使用されており、エッセンシャル オイルが抽出され、その心地よい香りと潜在的な肌への利点が利用されています。
まとめ
ケトン類が半分以上というこのヒソップの精油は成分が強いため使用方法に注意が必要ですが、その分上手につかうことで成分を上手に使って身体の改善を助けることができます。
香りもそんなに癖がないため、柑橘系、ハーブ系、樹木系さまざまな精油とブレンドして使っていきたいですね。
コメント