ローズマリー・シネオール(Rosemary/ラテン語:Rosmarinus officinalis)

rosemary

私がアロマの勉強を始める前からとても大好きな香りでした。

いつもなぜか惹かれるのはローズマリーが入っているもの。

気持ちが上がるようなすっきりとした香り。

では、このローズマリーについてみていきましょう。

目次

概要

Rosemary(Rosmarinus officinalis)

シソ科

抽出部位:花、葉、茎、小枝

抽出方法:水蒸気蒸留法

揮発性:トップノート

主要成分:1.8シネオール、カンファー、αーピネンなど

主産地:モロッコ、スペイン、クロアチア

注意点:高血圧やてんかんの人、妊娠中は使用を控えたほうがいいです。ローズマリー・シネオールは比較的安全ですが、ローズマリー・カンファーは刺激が強いです。

特徴・製造方法

地中海沿岸地方を原産地としており、海岸沿いではよく成長します。

1.5メートルほどの低木で、秋から夏にかけて青、ピンク、白などの小さい花を咲かせ、その形は雫状になっていてとてもかわいい花です。

この花や葉、茎の部分を乾燥させて水蒸気蒸留法の方法で抽出します。

効能(心)

  • 血行促進作用
  • 知的能力向上
  • 判断力向上
  • 理解力向上

【こんな時に】
心配、不安感、緊張、うつ病、疲労、ストレスによる頭痛、元気を出したいとき、集中したいとき、試験のとき、アルツハイマー

効能(身体)

  • 抗気管支炎作用
  • 去痰作用
  • 抗菌作用
  • 抗ウィルス作用
  • 免疫増強作用
  • 血行促進作用
  • うっ滞除去作用
  • 抗炎症作用
  • 抗感染症作用
  • 消炎鎮痛作用
  • 脂肪溶解作用
  • 肝臓強壮作用
  • 筋肉弛緩作用

【こんな時に】
セルライト除去、低血圧、むくみ、動機、静脈瘤、カンジダ、便秘、消化不良、肝臓浄化、膀胱炎、慢性疲労、肩こり、関節炎、痛風、骨粗しょう症、リウマチ、けいれん、捻挫、生理痛、喘息、気管支炎、風邪、せき、頭痛、花粉症、鼻炎

効能(皮膚)

  • 血行促進作用
  • 抗炎症作用
  • 消炎鎮痛作用
  • 抗菌作用

【こんな時に】
脱毛症、ふけ症、吹き出物、ニキビ、あざ、うっ血、傷、けが

ストーリー

ローズマリーは地中海原産の香りの良いハーブです。

その名前は、ラテン語の「ros」(露)と「marinus」(海)からその名前が付けられ、「海の露」を意味します。

ローズマリーは昔から神聖なものとして取り扱われ、さまざまな儀式で使われました。
ギリシア人やローマ人は「生と死を思い出させるもの」として、結婚式、お祭りなど宗教的な儀式でローズマリーを使用しました。

ローズマリーは虫よけの働きをするため、エジプトでは悪霊払いとして使用されている一方で、記憶力など頭の働きをよくすることから「愛する人を忘れない」という意味で、お墓からローズマリーがたくさん発見されています。

特にこの記憶力、理解力を上げるというローズマリーの働きについては昔から知られており、上記のエジプトのお墓の話以外に、ギリシアでは勉強の時に頭に巻いたということもわかっています。

現代でもノーサンブリア大学の研究では、ローズマリーの精油の香りがする部屋とそうでない部屋とでテストを受けてもらうと、ローズマリーにさらされた生徒の結果が平均で 5% から 7% 向上したそうです。これは年齢に関係なく向上がみられたそうです。

日本の東京工科大学でもマウスの実験により、ローズマリーがアルツハイマー型認知症に効果的という結果がでています。

またローズマリーには若返りの力があるともいわれ、14世紀のハンガリーの女王「エリザベート」は70代の時、関節炎に悩まされ、その治療としてローズマリーのエキスを塗ったり、飲んだりしていたそうです。すると、みるみる若返り、なんと20代のポーランドの王子様からプロポーズを受けたそうです。うらやましいですね♪

まとめ

私の大好きな香り「ローズマリー」。

この記事の『効能』の部分もたくさん。いろいろな用途で使えそうですね。

特に『記憶力』。

私はこれからテストをたくさん経験するであろう息子もいますし、私も認知症になる可能性が高い年齢となります。
(余談ですがAB型の血液型の人は認知症リスクが高いそうですよ。)
このローズマリーをたくさん使って、脳を活性化させようと思いました。

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