パインの香りを嗅ぐと、薬っぽい香りがして身体によさそうな感じもするし、落ち着くような一方でやる気をださせるような不思議な感じがします。
では、このパインについてみていきましょう。
概要
特徴・製造方法
パインは広範囲で生息する針葉樹です。40メートルくらい大きく生長し、赤茶色の樹皮をもちます。
雨が降らなくても平気なので、砂地でも育つため、世界に幅広く生息しています。
この葉、球果、芯材を水蒸気蒸留法の方法で精油を抽出します。
効能(心)
- 心拍調整作用
- 血流促進作用
【こんなときに】
うつ病、疲労、集中したいとき
効能(身体)
- 鬱滞除去作用
- 空気清浄作用
- 抗炎症作用
- 抗感染作用
- 消炎鎮痛作用
- 免疫向上作用
- 抗菌作用
- 抗肥満作用
- 沈咳作用
- 減肥作用
- 消化促進作用
- 血流促進作用
【こんなときに】
低血圧、カンジダ、膀胱炎、むくみ、腎臓強壮、関節炎、痛風、神経痛、ホルモンバランスの乱れ、更年期、生理痛喘息、気管支炎、風邪、咳、花粉症、鼻の炎症、のどの痛み、筋肉痛、ダイエット
効能(皮膚)
- 抗炎症作用
【こんなときに】
皮膚の感染症、酒さ ※フェイシャルには向かない
ストーリー
パインは、古代ギリシャ人の間で薬用として使用されていました。医学の父と呼ばれているヒポクラテスは、古代エジプト人は食品のバクテリアを殺し、汚染を減らすために料理に使用していたと説明しています。
また、パインの葉はヨーロッパ人やアメリカの先住民が発熱や呼吸器疾患、慢性リウマチの治療に使用していたという証拠もあります。そして、シラミやノミなどを寄せ付けないように、マットレスに松の葉が詰められたとも言及されています。
パインからとれるタール(マツヤニ)は、かなり昔からスカンジナビアで生産されていました. 船舶の甲板や索具など、過酷な条件にさらされる木材の防腐剤として、何百年もの間、スウェーデンの最も重要な輸出品の 1 つになりました。スウェーデンからヨーロッパ全体に広がり、最終的には広大な松林があったアメリカの英国植民地にまで広がりました。 そして、今日でも、風雨にさらされる木製家具の処理、キャンディー、食品、アルコールの香料として、また野球のバットのグリップを向上させるためにタールは使用されています。
また、獣医学でもこのタールは広く使用されており、馬や牛の防腐剤、蹄のケア製品、鶏が弱い雌鶏をつつくのを防止するためにも使用されているそうです。
まとめ
パインは昔から空気清浄として使われていました。香りが苦手でなければパインを使ってスプレーを作って部屋に使用すると、森林浴しているような気分になるかもしれませんね。
また、ローズマリーなどとブレンドしてやるきアップさせたり、グレープフルーツやジュニパーベリー、フェンネルなどと合わせてダイエット用のセルライト対策のオイルなどで使用するのもいいですね。
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