パルマローザ(Palmarosa/ラテン語:Cymbopogon martini)

palmarosa

フルーツのようなフローラルのような不思議な香りがするパルマローザ。

とても落ち着く香りもします。

では、このパルマローザについてみていきましょう。

目次

概要

Palmarosa(Cymbopogon martini)

イネ科

抽出部位:葉

抽出方法:水蒸気蒸留法

揮発性:ミドルノート

主要成分:ゲラニオール、酢酸ゲラニル、β-カリオフィレン、リナロールなど。

主産地:ブラジル、インド、パキスタン、インドネシア、モロッコ

注意点:安全な精油ですが、イネ科のアレルギーのある方はNG。

特徴・製造方法

パルマローザは高さ1メートルくらいの高さになるイネ科の植物です。レモングラスと同じ種類で、香りがとても強く、価格も手に入りやすい金額だということから、香水業界にも使用されています。

甘くてバラのような香りがすることから、パルマローザ(椰子のバラ)という通称で最もよく知られています。そして、インディアン ゼラニウム、トルコのゼラニウムとも呼ばれています。

花が咲く前に収穫し、葉を完全に乾燥させて水蒸気蒸留法の方法で精油を抽出します。

効能(心)

  • 鎮静作用
  • 交感神経を鎮める

【こんなときに】
心配、不安、緊張、イライラ

効能(身体)

  • 鎮痛作用
  • 鎮静作用
  • 免疫向上作用
  • 強壮刺激作用
  • 収れん作用
  • 弱い局所麻酔作用
  • 胆汁分泌作用
  • 防虫作用

【こんなときに】
関節炎、胃腸の不調、下痢、食欲不良、体温下げる、腰痛、肩こり、虫よけ

効能(皮膚)

  • 皮膚弾力回復作用
  • 鎮静作用
  • 抗炎症作用
  • 抗菌作用
  • 抗真菌作用
  • 水分調整作用

【こんなときに】
ニキビ、うっ血、皮膚炎、乾燥肌、湿疹、赤くはれた肌、日焼け

ストーリー

パルマローザはインドで生まれ、何世紀にもわたってアーユルヴェーダや東洋医学で皮膚の不調の治療に使用されてきました。気管支炎やその他の呼吸器疾患から発熱や黄疸まで、さまざまな疾患の治療に使用されました。

中国医学では、パルマローザ オイルが体の保湿および冷却機能を促進すると信じられていました。陰の食物として、炎症に関連する状態を治療するための効果的な治療法に使われていました。

パルマローザ オイルがいつヨーロッパに到達したかは正確にはあまり明らかにはなっていませんが、古くからさまざまな石鹸や化粧品の香りに使用されていました。たばこ製品にも使用されていました。

まとめ

パルマローザはローズやゼラニウムには含まれているゲラニオールの含有量がとても高く、しかも、イネアレルギーがなければ、安全性も高いスキンケアにとても良い精油です。

この香りが苦手な場合を除いて、スキンケアに使用していきたいと思いました。

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