スーッとする香りのユーカリ。
私はとても清涼感のある香りで、薬箱を連想させる香りと感じました。
ではこのユーカリ・スミシーについて詳しく見ていきましょう。
概要
特徴・製造方法
ユーカリ・スミシーの木は高さ50メートル近くにもなる大木です。
葉をそのままもしくは一部乾燥させて水蒸気蒸留法で精油を作成します。
ユーカリの植物の特徴として、700種類以上もあり、その中でもこのスミシーはマイルドな成分で、お子さまにも使用できます。
効能(心)
- 知的能力向上
- 判断力向上
- 理解力向上
- 空気清浄作用
【こんな時に】
集中したいとき、勉強したいとき、憂鬱なとき、眠ってはいけない状況で眠いとき、リフレッシュしたいとき
効能(身体)
- 抗気管支炎作用
- 去痰作用
- 抗菌作用
- 抗ウィルス作用
- 免疫力向上
- 血行促進
- 鬱滞除去作用
- 抗肥満作用
【こんな時に】
風邪、鼻づまり、痰、肩こり、筋肉痛、頭痛、神経痛、喘息、喉頭炎、喉が痛いとき
効能(皮膚)
- 抗菌作用
- 血行促進作用
- 抗炎症作用
- 消炎鎮痛作用
【こんな時に】
虫刺され、やけど、水ぶくれ、切り傷、水虫、ふけ、ヘルペス
ストーリー
ユーカリはもともとオーストラリアの東南部の在来樹木です。
オーストラリアの先住民は、体の痛み、発熱、風邪の伝統的な薬として、油を含むユーカリの葉を使用していました。
ユーカリ(eucalyptus)という名前は ギリシャ語のeu(良い、よく、本当の、美しい、とても)とcalyptos(覆われた、かぶっている、蓋)ということばから来ており、花が固い殻でおおわれており、開花時にはふわふわの線状の雄しべが特徴的な植物です。
このユーカリの葉は油分を多く含み、とても燃えやすい一方、種子は火にとても強く、火事が起きた後も芽吹くことができる力強さを持っています。
一方で、根がとても太く水分を吸収しやすいため、湿地帯や沼地を正常化させる作用もあるため、1955年、フランス政府はユーカリの種子をアルジェリアに送り、マラリアに覆われた湿地を乾燥した健康な土壌にしました。
この「Smithii」というのはオーストラリアの科学者『Henry George Smith』から来ており、ユーカリ精油の研究の第一人者で、Smith 氏を称えられて精油に名前を付けられました。
まとめ
古くから殺菌、抗菌の薬として使われてきたユーカリ。
夏は清涼感がありスーッとする香りを楽しみ、冬は風邪など症状を和らげたり、免疫向上など、一年中使える精油という印象をうけました。
ティートリーやレモンなどと一緒に、マスクスプレーを作ったり、マスクの表側(裏側だと直接皮膚に触れる可能性があるので注意)に一滴たらして使用するのもいいですね。
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