甘くてさわやかな香りのライム。柑橘系の中でも一番シャープなイメージがします。
では、このライムについて詳しく見ていきましょう。
概要
特徴・製造方法
ライムとレモンはとても似ています。
ライムは柑橘の中でもすこしビターな大人な香りがします。
木の高さも5メートル以上になることは少なくて、ほとんどが低木です。
白い花を咲かせ、果実も3~4センチの緑の果実をつけます。熟すと黄色になりますが、ライムの魅力である果汁の酸味が消えるので、緑色のうちに収穫します。
果実の皮を圧搾法の方法で精油を抽出しますが、光毒性をなくすために、水蒸気蒸留法の方法で抽出する場合もあります。
効能(心)
- 知的能力向上
- 判断・理解力向上
- 鎮静作用
【こんなときに】
ストレスが続いているとき、心配・緊張しているとき、不安なとき、やる気を出したいとき
効能(身体)
- 消化促進作用
- 鬱滞除去作用
- 抗感染作用
- 血流促進作用
- 殺菌作用
- 抗ウィルス作用
- 免疫刺激作用
- 肝臓強壮作用
- 抗気管支炎作用
- 去痰作用
- 昆虫回避作用
- 抗炎症作用
- 抗ヒスタミン作用
【こんなときに】
セルライト除去、胃腸が弱っているとき、風邪の回復、咳、解熱、肩こり、むくみ
効能(皮膚)
- 収斂作用
- 抗菌作用
【こんなときに】
ニキビ
ストーリー
スリランカのシンハラ族のお話で、2つのコブラの神が戦ったことによってライムができたというものがあります。
牙が実となり、ジュースが毒とされている話です。この話から、起源はマレーシアのあたりといわれています。
スペイン人は、16 世紀に西インド諸島の植民地にライムの栽培を導入しました。
レモンの記事でも記載しましたが、英国海軍は、19 世紀にビタミン C 欠乏症である壊血病をレモンやライム ジュースで治療し始め、西インド諸島のアンティグアとバルバドスの英国植民地からの柑橘類を船に供給しました。
このとき、はじめはレモンジュースにしていましたが、ライムジュースには糖分がほとんど含まれておらず、発酵しにくいため、ライムジュースに切り替えられたそうです。
現在でもライムはモヒートなどのアルコール飲料、男性化粧品や香水などに非常に人気があります。
また、1.8シネオールを含むことから、空気清浄スプレーや殺菌スプレー、虫よけにも使われています。
まとめ
さっぱりとした力強いイメージのあるライム。
すっきりしたいとき、やる気を出したい朝などに、いいかもしれませんね。
また、甘い香りが苦手な人にもいいですね。
積極的に取り入れてフレッシュな香りを楽しみたいです。
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